先日のホーチミンの大雨、凄かったですね。
中心部では冠水して大変だったようです。
いつもは、普段大きな水たまりくらいにしかならないフーミーフンエリアの道路も、川になっている場所がありました。
http://poste-vn.com/daily-info/ホーチミンでの真夜中の冠水と人々との戦い-3258より引用
今朝にはすっかり水もはけていましたが、雨季はいつ冠水するかわかりません。
さて、今日は、私が長年苦しんだ慢性胃痛&慢性下痢と表情筋トレーニングの関係についてのお話です
体の不調の始まり
私は、社会人になってから慢性的な胃痛や下痢に長い間悩まされてきました。
当時美容師だった私は、埼玉県の越谷市に住んでいました。仕事場は東京の渋谷。
3本の電車を使い、片道1時間ほどの時間をかけて毎日満員電車で通勤をしていました。
そんな通勤時間は私にとってイライラと疲労の原因となっていました。
その頃から私の体は、おかしくなり、激しい胃痛や下痢、偏頭痛に悩まされることが多くなりました。
電車に乗るときにはいつでもトイレに行けるようにと、必ずドアの近く、または階段、もしくはトイレにすぐにいける場所を必ず把握して乗るようになりました。
病院に行っても、いつも原因は分からず、『ストレス性のものかな?じゃあ、念のため、検査をしてみましょうか』の繰り返しで毎回処方していただくお薬を飲んでも、治らない日々。
いつも、結果は同じ。と、病院に行くのも嫌になり、いつしかそんな体にも『どうせ、いつものことだ』と諦め、痛みと共に生きる生活に変わっていました。
不安と憂鬱な気分で朝晩の通勤と戦う日々、そして20代半ばになり、なんとか埼玉県から都内に越し通勤の不安からは逃れたものの、いつも何かプレッシャーや不安を抱えていました。
『誰かによく見られたい』がストレス!
美容師は、美意識が高くなくては。。。と髪型や洋服などの見た目(外見)ばかりに必要以上にお金と時間をかけるようになりました。
自分の身の丈に合わない買い物をし、着飾っていたものの、なんとなく満たされない。。。なんというかどんどん物欲が増すばかり
今思えば、そんな自分の体を無視し、自分を良く見せようと外見ばかり、他人目線ばかり気にする状態でますます体も心もおかしくなっていたのだと思います。
環境の変化とさらなるストレス
30代になり、結婚、第一子出産、そして美容師を辞め新しい生活スタイル、そしてしばらくしてベトナムに住むことになりました。
ベトナムでの第二子出産、育児、そしてカルチャーショックで最初の1年は、自分でもどうにもできないくらいさらなる苦しい胃痛、下痢に悩まされました。
何度病院に行ったことか。。。
その度に、やはりベトナムでも『ストレス性、自律神経系のものかな?じゃあ、念のため、検査をしてみましょうか』となるわけでした。
毎回検査結果に異常がなく、頂いたお薬も効果はないんです。
数回通うと病院に行くことがストレスになり行くのをやめました。
心と体の変化
そんなある日、疲れ果てた自分を変えたいなと思ったのです。
まずは、『気分を変えたい!自分が変わりたい!』と思いました。
そして、表情筋トレーニングである『顔ヨガ』に出会いました。
最初は、本を取り寄せ、見よう見真似でトレーニングをしていきました。
楽しくて、すぐにのめり込み、その後、私は顔ヨガインストラクターになり、さらにはアドバンストインストラクターの資格も取得することができました。
驚きの体験
そこでまず驚いたのは、
『口角を上げると脳が幸せだと勘違いしてくれる』という体験でした。
このことは、以前から、耳にしたことはあったものの、半信半疑だったので特に気にもとめていませんでしたが、実際に自分自身がそれにより変わると衝撃でした。
実は、口角を上げるといろんな効果があるのですが、その中でも、脳内『セロトニン』という幸せホルモンが増えて元気になれるんです!
そのセロトニンは、私の悩みにはうってつけでした。
心と体のバランス
『セロトニン』は心のバランスを整える作用のある伝達物質で、人間のからだの中でさまざまな働きをしています。
特に人間の精神面に大きな影響与えてくれたり、心身の安定や心の安らぎなどにも深くかかわっているものなんです。
口角を上げるという行為が、何らかのスイッチになって、自律神経がうまく整うように体が反応し始めると、私の慢性的な胃痛と下痢が徐々になくなっていきました。
また、気持ちも以前より前向きになりました。
人の目を気にしすぎることもなくなり、自分の気持ちや、心に正直に行動するようになりました。
自律神経を整えるもう一つの鍵!
その他、口角アップと同じように大事な鍵である『呼吸』。
呼吸も自律神経を整える大きな鍵となっていますので、現在私のレッスンでは、呼吸にも力を入れています。
ふだん私たちは無意識に『呼吸』をしています。
でもその呼吸の速さや回数、深さを意識的にコントロールすることで、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスをとることができるようになるんです。。
実際に、息を吐く時には、副交感神経の働きを高めることができるので、交感神経とのバランスがとれるのです。
順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏によりますと、
交感神経の活動レベルは加齢の影響を受けることはないが、副交感神経は加齢の影響を受けると男性は30歳以降、女性は40歳以降から副交感神経の活動レベルが徐々に低下していく
と言っています。
だから、呼吸も意識的にコントロールしてあげることが大事なのです!
ストレス社会を乗り切る
便利な世の中ではありますが、その反面、いろんなストレスがあちらこちらにありますよね。
自覚症状は無くても、無意識のうちにストレスを抱え、自律神経が乱れると、私のように胃腸が正常に働かなくなり、下痢や便秘、偏頭痛などに。
精神的にもなんだかイライラし、不安感、憂鬱などの感情を抱えながら悶々と暮らしている方は実はたくさんいらっしゃるように感じます。
私の経験談は、ほんの一例ではありますが、ストレス社会を乗り切る一つの手段として、表情筋トレーニングである顔ヨガをお勧めさせていただきます。
呼吸を整えたり、口角を上げることを、楽しみながらストレスから離れていける心と体作りができることをお祈りしています。
まとめ
参考になりましたでしょうか?
自律神経のバランスが乱れるのには、症状や原因もまた一人一人違いますのでまずは専門の医師にご相談されるのが一番だと思っています。
しかし、現代社会の大きなストレスを一人で抱え込むのではなく、私のように表情筋トレーニングなどで普段から上手くコントロールしストレスを軽くしていくことも一つの方法なのではないでしょうか?
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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