3.4.17

これだけは忘れないで!『美』の落とし穴

みなさん、こんにちは、ベトナム在住のKumikoです。
ホームページはこちらよりご覧いただけます。
ホーチミンは、ようやく雨季に突入しました。
今日は、イーグルのマークで有名なカジュアル系ファッションブランド、『EAO』=『アメリカンイーグルアウトフィッターズ』の下着ブランドである『エアリー(aerie)』のお話。
興味深い内容
でしたので、記事にしました。

『美』の考え方が変わる時が来た!


痩せている=美しいだと思っていませんか?

この下着ブランドであるエアリーのメッセージ
まずはご覧ください。
時代が変わる時がやってきました。私たちのブランドはリアルさを求めて、そしてそのリアルがいかに美しいかということを知ってもらいたく、起用するすべてのモデルの加工を一切やめることにしました。そのままのモデルで何が悪いんだろう、と思ったからです。私たちは、『ありのまま』が充分美しいと感じているからです
素敵なポリシーですね。
エアリーは、『エアリー.リアル』というキャンペーンを始めて2年ですが、単なる一過性のプロジェクトではないと語られています。
どんなキャンペーンかと言うと、
-モデルさんの写真修正をしない(ホクロ、傷跡、毛穴などなど)
-大柄だと言われているモデルさんを起用
-人間のリアルな姿を写す
というもの。
今の世の中、加工だらけで、真実が判断しにくくなっているのも事実です。
この、『エアリー.リアル』のキャンペーンにより、
ありのまま、そのままで美しいということを沢山の女性にもっと感じていただけたら素晴らしいですね。
また、エアリーは、アメリカの摂食障害団体のキャンペーンに初のオフィシャルスポンサーとしても参加しているそうです。
短い動画を2つご紹介いたしますね。
1つ目は、このキャンペーンについて。
2つ目は、実際のエアリーのモデルさんが涙ぐみながらのメッセージになります。
英語ですが、何か感じていただけると思います。


エアリーの製品はもちろんのこと、起用するすべてのモデルさん、社員さん、関わる全てのことをとても大切にしている素敵な会社なのだろうなと私は感じました。
見た目だけの重視の『人工的な美』から、ありのままの『ナチュラル美』に変わる時が来たのではないでしょうか?

痩せている=美しい!の恐ろしい現実


痩せている=美しい、いったいいつからそんな時代になったのでしょうか?
いろんな説があるのですが、
デザイナー”ココ.シャネル”が始まりという説が一般的ですね。

シャネルは痩せ型体型だったため、モデルとして自分がデザインしたシャネルの洋服を着たことがきっかけで現在まで『痩せている=美しい』という固定観念が生まれたとされています。
2015年に、フランス国民議会では痩せ過ぎモデルを使用禁止する修正法案を可決しました。
内容は、BMIが一定基準以下のモデルはランウェイを歩いてはいけないというもの。
BMIというのは、Body Mass Indexの略ですが、身長と体重から体型や肥満度を大まかに評価するための目安のようなものです。
この修正法案は賛否両論があったのですが、フランスでは拒食症患者の数が増えてきたためこのような決まりになってきたようです。
フランスだけではなく、実は世界中で問題視されています。
全米摂食障害協会によると、アメリカ人の10%〜15%が深刻な摂食障害に苦しんでいるとのこと。
日本も例外ではありません。

その考えがあなたの命を落とす

摂食障害は、
もっと痩せたい、あの人のようになりたいという軽い気持ちががエスカレートし、心が病んで、命を落とす、そんな深刻なものなのです。
ブラジル出身のアナ.カロリナ.レストンというモデルさんをご存知ですか?
彼女は、拒食症で21歳で命を落としました。
13歳で地元のコンテストで優勝し、それがきっかけでアルマーニやベルサーチなどのモデルになりました。
モデル=痩せている=美しい。。。
拒食症による栄養失調が原因で身長174cm、体重40kg、BMI数値13.4で命を落としてしまったのです。
21歳の若さで、とても残念ですね。
摂食障害はそう簡単には回復しなく、年に数万人は命を失う方もいるということで、とても深刻な問題なのです。
こんな事態になるのですから、やはり、『痩せている=美しい』という考えを持っている一人一人が真剣に考えなければいけないのかもしれませんね。
『美しい』とはいったい。。。。。
私は、これからも『心の持ち方一つで必ず美しくなる』ということを自信を持ってお客様に伝えていこうと改めて強く思いました。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。